出会い系サイトと初めての援助交際

出会い系サイトに出入りしている大学生のひとみも援助交際をするつもりはなかったのですが、結果として経験をしてしまった一人です。

パソコンから友達募集の掲示板にアクセスしてメル友を何人か作り、「匿名の他者」とのやり取りを楽しむようになっていったのは中学生のときです。

当時はポケベルを使ってベル友と、適当な番号にランダムにメッセージを送って、やり取りをするようになっていました。
その延長として、メル友を募集していたのです。

「暇つぶしですよ。知らない人とメールしたかった。だから出会い系サイトで募集したんです」

「日頃の世間話をしようよ」
と、書きこみました。
すると、一日で20人ほどから反応があったのです。

一ヵ月で100人ほどのレスポンスになりました。
その中から、ひとみは「言葉遣い」「おだやかかどうか」「返事が遅くてもよいかどうか」などの条件から、メールを返すようにしていました。

最初は同世代の男性から50代までを含めて10人くらいとメールを交換していました。
「私の言ったことに反応がなかったりすると、つまらないですね。それに同世代の子の愚痴とかは苦手。『あの先公むかつく!』とか『クラスのやつを殺っちまいたい』とか言われても返しようがないですね」

その中で実際に会ったのは3人でした。
最初に会ったのは24歳の男性。
高校1年の夏でした。
メールは春ごろから交換していて、東京在住の彼で、恋愛関係にもなりました。
3ヵ月間だけつきあって別れた直後に別の男性と会ったんです。

別の男性は、20代前半で、文化祭を見に来てくれて、その後にドライブをしました。
ホテルに直行し、体の関係を持ちました。
「及川光博似で格好よかった」
のでつきあってもいいかなとも思っていました。

しかし、その後のカラオケと食事代が割り勘で、当時お金がないひとみにとっては「ケチ」とうつり、その後は会わなかったそうです。

また、2ヵ月ほど、メール交換をした高校2年の秋ごろ、
「今度ご飯食べようよ。会えば、一回5000円あげるよ」
と言われたので、比較的時給の高いアルバイトという感じで会うことにしたのです。

その男性は奥さんとセックスレスで、家族との生活が息苦しいとメールで訴えてきたのです。
ひとみからは、日常のふとした悩みごとをメールすると、
「話を聞いてくれたし、励ましてもくれた」とのことです。

「だから、(援助交際のときも)会って話がしたかったんです。それにおいしいものもたべさせてくれるというので・・」

出会い系サイトに出入りして、生まれて初めての援助交際の話でした。

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